『栗のカクテル』
秋の長雨。
お客様が来店されず、フジコ・ヘミングさんの動画を観ていた。
そのうち、旭川の天才バーテンダー高貝年ひろ(手へんに廣)氏を思い出した。
「国産のブラッドオレンジのカクテル美味しかったなぁ〜」などと思っていたら、突然『栗のカクテル』が閃いた。
「久しぶりにキタァ〜っ!!!」という訳で、早速制作開始。
或る洋酒輸入会社が輸入していたフランス産の栗のリキュールというものが十数年前にあった。
表現するのが難しい栗の味と香りが見事に表現されていたのだが、輸入されなくなり、それから作らなくなっていた。
店にあった材料で作ってみた。
お酒を入れなかったら、とても美味しいのであるが、お酒を混ぜた瞬間、お酒に負けてしまう。
これではダメである。
飲んで美味しいが、「これ何のカクテル?」でわ、いけないのである。
素材の味と香りがわからないとダメなのである。
能書きでわ無い。
65点で、撃沈・・・。
翌日、ばくだん納豆(というおかず。カミさんの作ってくれるのが美味しい。)を朝ごはんで頂きながら、この話をした処、カミさんから強力なヒントをもらった。
私たちは伊達に太っているのでわ無い・・・。
早速試したところ、一発で決まった。
ベースの材料は、水、栗、砂糖だけ。
これに、ダークラム、ウイスキー、コニャックのいずれかを選んで混ぜる。
お酒の味と栗をガッツリ楽しめる。
とりあえず、80点!!!
しばらく、これを基にいろいろ試してみようっと!
久しぶりに満足度の高いオリジナルカクテルの完成っ!!!