『坪庭』
今年の「Suntory Coktail Award」のパンフレットが届いた。
課題製品を眺めていたら、「ROKU(六)」というクラフトジンがあった。
4月に旭川の親戚のお墓参りに行った際、お伺いした「カクテールサロン光亭」の「高貝年擴」氏がベタ褒めしていたジンである。
高貝氏とはどうしてもお会いしてみたかったので、お会い出来て非常に嬉しかった。
高貝氏は、想像以上に強烈で、久々にこめかみがビリビリ来た。
「キタ、キタ〜、これだよ、これっ!!!」という感じである。
また、札幌に帰る時には足を伸ばしてお伺いしたいものである。
んで、クラフトリキュール「奏(かなで)」というのが出ていた。
全くの勉強不足で存在自体も知らんかった。
「奏」というのはシリーズの名称で、味は「桜・抹茶・白桃・柚子」とある。
冷蔵庫の奥に塩漬けになっている「桜花の塩漬け」があるのを思い出した。
京都の祇園のお料理屋さんやバーの「坪庭」の景観が「ぶわっ!」と蘇った。
次の瞬間、久々にレシピが閃いた。
閃いた時には、9割以上完成している。
滅多にこういうことはしないが、天才が美味いと言ったのだから、美味いに違いないと早速酒屋さんに電話して、「六」「桜」「抹茶」「柚子」を取り寄せた。
先日、スッゲェ美味い桃のリキュールを入手したので、「白桃」は次点に。
「桜花の塩漬け」の塩抜きをして桜花を「桜」に漬けた。
塩抜きした水は取っておく。
グラスに桜花を入れて、「六」「抹茶」「柚子」「塩抜きした水」をがっつりステアして桜花の上に注いだら出来上がり〜!!!
「なまら、美味いんでないの〜!!!」と自画自賛。
名前は当然「坪庭」。
カクテルアワードの今年のテーマは「今、この時代を表すカクテル」。
全然、テーマにはそぐわないが、いいのこれで。
だって応募しないから。
サンボアのたっちゃんに呑んでもらいたかったなぁ。
「ちょっと、甘いですねぇ・・・。」と言われそうだけど。